■ 夜ふかしの会

こんにちは。向田です。
今日は下北沢で舞台を観て来ました。夜ふかしの会という人たちの『岬くんのお父さん』というコントライブです。夜ふかしの会という人たちの事は以前から方々で耳にし、ずっと観てみたいと思っていました。ようやくチャンスが巡って来たわけです。

内容は私が言うまでもなくとても面白かったのですが、上演中にどうにも印象深い出来事が起こったのでその事を書きます。

開演から20分くらいが経過した時のことです。
私の前には二人連れの美容師っぽい女性客が座っていました。(いや、本当はただの女子大生かもしれません。オシャレでない私には、オシャレな女性は皆、美容師かショップ店員に見えます。)そこで事件は起こります。
彼女たちの一方の携帯に電話が掛かってきたのです。マナーモードで音は鳴りませんでしたが、暗い客席で液晶の明かりが青白く光っています。

画面には、男の名前(イケメンっぽい名前)と電話番号(イケメンっぽい番号)。

急にテンションが上がってヒソヒソと相談を始める二人。どうやら共通の知人(イケメン)だったようです。
私(イケメンではない)は思わず息を飲みました。彼女たちがその事態にどう対処するか、注目せずにはいられなかったのです。
なにしろ舞台はまだ始まったばかり、これからどんどん面白くなってゆくぞというタイミングなのです。
そして、彼女たちが取った行動がこれ。

劇場を出て行く。

最初は電話が終わったら戻ってくるのだと思いました。そうであって欲しかった…。
しかし、彼女たちは二度と戻ってきませんでした。

…コントの敗北です。

10人弱のメンバーからなる彼らの珠玉のコントは、1人のイケメン男性の甘い誘いに敗れ去りました。
やはり、世間の女性にとってコントとは、その程度のウエイトのものなのでしょうか…。

夜ふかしの会がイケメン男性の集まりだったならどうか?
そんな夢物語は今は問題ではありません。
みんなで努力すればイケメンだと思えなくもない人が2人くらいはいましたが、そんな事を言っても悲しみは増すばかりです。

劇場を出て行った彼女たちはそれからどうしたのか…。
まあ、おそらくは下北沢でイケメンと合流。お酒を飲んで酔っぱらって、あ~なってこ~なって…さぞかし夜ふかしをしたことでしょう。

だが、そんな彼女たちに私は言いたい。
あの後の夜ふかしの会は、あ~なってこ~なって、すごく面白かったのだぞ、と。

夜ふかしの会の皆さん、お疲れ様でした!

投稿日 : 2007年10月14日23:46 個別ページ表示 | トラックバック (0)
■ 『血と骨』と棒

お通夜に棒を持ってやってくるビートたけし。

こんにちは。向田です。
映画『血と骨』を観ました。ご覧になった方も多いと思いますが、とても面白い映画でした。

家族にも他人にも容赦無く暴力を振るう在日朝鮮人の男(ビートたけし)。映画はこの男の半生を息子(新井浩文)の視点で描くのですが、その暴力の容赦無さがとにかく半端じゃありません。DVのレベルを超えています。あまりに酷過ぎてちょっと笑ってしまいます。

冒頭に挙げたシーンは、中でも特に印象的でした。
娘(田畑智子)が夫の暴力に耐えかねて自殺し、そのお通夜に現れたビートたけしが娘婿(寺島進)をボコボコにするというシーンです。止めに入った親戚や近所の人たちもボコボコです。
棒を片手にやって来るなり、「娘はどこだ!」と叫ぶビートたけし。その鬼気迫る表情におののき、必死に場を取り繕いながら遺体の前へと案内する寺島進。案内されている間もずっと、ビートたけしの手には棒が握られています。

これはいいコントです。
お通夜に棒を持った男が来る‥。なんだか、ワクワクするような設定です。

それに加えて、この棒がいい棒なのです。
警察官の警棒をイメージしてもらえば近いと思うのですが、長さ、太さ、固さ、色、質感、全てが絶妙な棒なのです。それがまた、ビートたけしの手に見事にフィットしている‥。あの場面においてベストな棒(ベストスティック)なのです。もしも日本アカデミー賞に棒部門があったなら、間違いなく栄冠を手にしていたことでしょう。スタッフもよくぞあんな棒を見つけたものです。

ああ、もう一度あの棒が見たくなってきました‥。
今度は、あの棒が主役だというつもりで観てみようと思います。ビートたけしやオダギリジョー、鈴木京香らの熱演は、あの棒への前フリとして観るのです。

機会があれば皆さんも是非観てみてください。
ここでは触れませんでしたが、父と子でお互いが住んでいる家を壊し合うシーンが一番面白いです。
そのシーンに棒が出てないのが残念です。

投稿日 : 2007年10月05日00:28 個別ページ表示 | トラックバック (0)
■ 非常停止ボタン

こんにちは。向田です。
芸人の人たちはよく、プライベートでは相方と会わない、携帯番号すら知らない、というような事を言います。
GEESEの2人は携帯番号やメールアドレスは交換しているようですし、仲は良いように思います。
ただ、やはり舞台以外で2人で喋るのは照れ臭いらしく、ライブの楽屋でもそれぞれ別の芸人さんと話していることが多いそうです。
たしかに、3人で会っている時に私が席を外し、戻るとGEESEの2人が喋っているわけですが、どうも事務的な話ばかりしている気がします。あまりに事務的なので事務員かと思います。書類のハンコがどうだとか、腕に巻く黒いヤツがどうだとか、そんな話ばかりしている気がします。

それが良い関係を長く続けるコツかもしれませんが、もう少し喋ってもいいと思います。
そんな思いを込めて、今回は尾関と高佐の雑談です。
まずは、この雑談をプリントアウトして2人で読み合わせをするところから始めてください。

某日。ライブ前の控え室。

高佐 駅のホームに非常停止ボタンってあるでしょ?
尾関 うん
高佐 あれさ、もしも自分が押すことになったらって思うと、ちょっと心配じゃない?
尾関 え、どういう事?俺、ガンガン押すけど
高佐 いやいや、ガンガン押しちゃダメだよ
尾関 なんで?
高佐 なんでってさ、あれ押すと電車止まるんだよ。つまんないことで押しちゃうとダイヤ乱れてスゲェ迷惑なわけじゃん
尾関 ああ、そっか‥。そういえば、踏み切りとかにも非常時以外に押すと処罰されるって書いてある
高佐 そうそう。だからさ、いざ自分が押す場面になると結構迷うと思うんだよね。これ、本当に押していいのかなって‥
尾関 なるほど。それは確かに皆で確認しといたほうがいいかも。共通の認識として
高佐 だよね‥。あれってどこからが押していいんだろ?
尾関 まず‥、人が落ちた時はいいよね?
高佐 うん。それはさすがに、誰も文句言わないと思う
尾関 文句言う人がいたら人としてダメだね
高佐 うん。人としてダメ
尾関 じゃ、人間はオッケーだ‥。動物は?ペットのカゴをホームに落としちゃったり
高佐 ペットはいいんじゃない?大切な命なわけだから
尾関 でも、魚はダメでしょ?グッピーとか
高佐 ああ、魚はダメだな‥。イカもダメだね
尾関 ダメだね‥。「只今、イカの救出作業のために電車が止まっております」とか、言われたら腹立つもん
高佐 腹立つな~
尾関 イルカは?
高佐 あ~、イルカは電車止まっても許せるね‥。まあ、ホームにイルカが落ちるっていう状況はなかなか無いと思うけど
尾関 つまり、動物は何の動物かによるってことだ
高佐 まあ、動物たちには言いにくいけどそうなるよね
尾関 う~ん、そうすると‥ゴッホの絵はどうだろ?ゴッホの絵をホームに落としちゃった場合
高佐 ああ~。それは押していいでしょ
尾関 何十億もする絵だもんね‥
高佐 人類全体の資産でもあるわけだし
尾関 じゃあ、ラッセンの絵は?
高佐 ‥それはダメだよ
尾関 イルカ描いてあるけど‥
高佐 いや、生きてるイルカじゃないから
尾関 326(ミツル)もダメかな?326の画集を落とした場合
高佐 なんだよ、そいつ。なんで今持ち歩いてんだよ
尾関 ブックオフの帰り
高佐 あ、100円で買ったんだ
尾関 うん。もしくは、買い取りを拒否されたの
高佐 絶対ダメだよ。そんなので電車止めたら
尾関 ‥芸術はゴッホクラスじゃないとダメだね
高佐 うん。やっぱり、一点ものじゃないと
尾関 そっかぁ、人間も一点ものだもんね‥
高佐 あ、いいこと言う
尾関 イルカだって一点ものでしょ?水族館でも一頭ずつ名前付いてるじゃん
高佐 なるほど‥イカは名前付いてない!グッピーも!
尾関 そうなんだよ‥。どうやら答えが出たね
高佐 うん‥。ボタンを押していいかどうかは、ホームに落ちたのが一点ものかどうか、動物の場合は動物園や水族館で名前を付けられてるかどうか、だ
尾関 その通り!
高佐 いや~、思いのほか妥当な答えにたどり着いたね
尾関 うん。正直、自分でも驚いてる

暗転

ホームに物を落とした場合は、駅員を呼んでマジックハンドのような長い棒でとってもらうのが正解のようです。そして、大事な物は落とさないよう、ひもでベルトと結んでおけばいいと思います。

投稿日 : 2007年09月30日01:30 個別ページ表示 | トラックバック (0)
■ 僕たちの失敗。いや、僕の

今日の私は馬鹿だった。

バイト先の近くにスーパーがあり、バイトの日は毎回その店に立ち寄る。休憩中に食べる夕食を買うためである。今日もいつもと同じように立ち寄り、店内を物色していた。
だが、全くピンと来る品が無い。しばし途方に暮れた後、ロッカーにカップ麺があった事を思い出した。夕食は決まった。私は何も買わずに店を出ることにした。
このスーパーは入口と出口が別になっている。レジの脇を抜けないと外には出られないのだ。冷やかしの客にも商品を見て回らせる工夫だろう。姑息な手段だ。
私は店の奥へと向かった。レジにはいつものように長い列ができており、私は列の最後尾に並んだ。

そう。並んだ。手ぶらで。

後ろに並んだおじさんが怪訝な目で私を見る。
それで私ははたと気づく。

「並ばなくていいんだ‥」

そう、並ばなくていい。教師の言う通り成績順で並ぶ必要も無いし、米の配給を受けるために器を持って並ぶ必要も無い。もうドラクエだって並ばずに買える。

自分のマヌケさと、昭和が終わったことを思い知った私は、列を外れて出口へと向かった。

気づくまで5秒くらいかかった。
あのまま並んでいて自分の順番が来なくてよかった。
何も欲しいものが無いのに買おうとする。
それではまるで、バブルの時代だ。

昭和はもう、終わったのだ・・。

投稿日 : 2007年09月28日23:22 個別ページ表示 | トラックバック (0)
■ 新しい私

こんにちは。ぺこ山ぺこ太郎です!

ええ、そうです。長らく更新をサボった罰として今回はこの名前です。

更新を待っていてくださった読者の皆さん・・。本当にすみませんでした!
これからは心を入れ替え、生まれ変わったつもりで更新していきます!なんなら生まれたままの姿で更新します!一糸纏わぬ姿でパソコンに向かいます!そして、指以外の部分でキーを押します!
なので何卒、このぺこ山ぺこ太郎をお許しください・・!

思えば、誰かに(できれば優しいお姉さん系に)叱ってもらいたかったのかもしれません・・。
はたまた、このブログはこんな感じでいいのかと悩んでいたのかもしれません・・。
公演が終わってなんだか気が緩んでいたというのもあります。

しかし、ぺこ山も男です。
一度ブログを始めると決めたからには、途中で投げ出すわけにはいかんのです。
おおっ・・!なんだか唐突にやる気が湧いてきました。

今後は少なくとも週に一度は更新しようと思います。
そして、再び更新が滞るようなことがあったらなら・・その時は戸籍をヘンな名前に変える覚悟です。
どうか見守ってやってください。

以上、ぺこ山ぺこ太郎でした。

投稿日 : 2007年09月25日23:26 個別ページ表示 | トラックバック (0)