2008年01月17日
ジンカーズ第2回単独ライブ『paprika』を観てきた。
会場は内幸町ホール。
開演より2時間早く内幸町駅に着いた私は、喫茶店を探して闇雲に劇場周辺をうろつく。
馴染みのない街だ。地下鉄で来たので近くに何があるのかもよくわからない。
だが、しばらく歩いているうちにいきなり見覚えのある風景に行き当たった。
「みゆき通り」
私はこの通りを知っている。
20代の頃、私と真汐くんは銀座の喫茶店でバイトをしていた。
店は取り壊されてしまったが、当時の日々は今も忘れることのできない青春の1ページである。(全部で2、3ページしかない薄い青春だが)
そして、当時よく弁当を買いに来ていたのがこの、みゆき通りなのだ。
「…ここは、銀座だったのか!」
頭の中の地図がつながった。
内幸町、銀座の近く!(新橋も近い)
なんだか懐かしい気持ちになり、テンションの上がった私。
懐かしい雰囲気の喫茶店に入って懐かしい味のコーヒー(たぶん錯覚)を飲み、懐かしい道(さっき初めて通った道)を通って劇場へと戻る。(劇場は全く懐かしくなかった。なんだか新しくて近代的なのだ)
(さて、ここからがやっとジンカーズの感想です)
彼らのコントは素晴らしかった。
全く無駄が無いのだ。テーマに忠実で、それを妨げる要素は一切排除している。
並みのお笑い芸人なら安易な笑いに走るところを彼らはぐっと耐える。
抑制の効いた演技が、その世界観に独特なリアリティを与える。
何が彼らをそうさせるのか。
そこにあるのは、「お笑い魂」や「でんがなまんがな」ではない。ましてや、「ごめんやしておくれやしてごめんやっしゃ~」でもなければ、「う~ん、ジョージショック!チンチラポッポ!」でもない。
それらと対極にある「都会のコント」(なんなら「銀座のコント」)こそ、彼らがストイックに追い求めているものだろう。
そして、私もそれに似たものを追い求めている。
頭の中の地図がつながった。
私は、ジンカーズのすぐ近くを歩いている。
そして、内幸町は銀座の近くだ。
投稿者 n-houkou : 2008年01月17日 23:50
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