2007年12月27日
神田山陽さんの独演会を拝見してきました。
紀伊国屋ホール。
演出は我らがふじきさんです。
山陽さんはGEESEの事務所の先輩にあたる講談師の方で、講談師の方でありますから当然、講談の独演会だったわけです。
講談。
我々のようなギャル男には馴染みの薄い世界です。
すいません。今気づいたのですが、私はギャル男ではなかったです。
しかし、馴染みが薄いことに代わりはありません。
かく言う私も講談を観るのは今回が3度目。独演会となると初めてです。皆さんの中にも、観たことないよという人がいるのではないでしょうか?
現在の日本では講談を観なくても逮捕されることはありませんが、観た方がいいです。
観たら逮捕されるとしても観た方がいいかもしれません。
講談は決して古臭い古典芸能などではなく、現在も脈々と生きております。
なにしろ、今回のお話などこれです。
江戸時代の町人が未来の時空研究者によってサイボーグ(からくり人形?)に改造され、滅亡に瀕している地球の未来を救うべく過去の歴史的事件の現場にタイムスリップして歴史を改変する…。
まるで映画です。
映画にして主演をマイケル・J・フォックスにして3部作にしたいくらいです。
ですが、山陽さんはそうしませんでした。
おそらくマイケル・J・フォックスに断られたのでしょう。
いや、違います。
映画よりも講談の方が面白くなるからです。
講談は観る人の想像力をかきたてる芸です。
映画や演劇と違い、観客が好きなようにイメージした映像を脳内で再生することのできる装置なのです。
それでいて、講談師が演技によってこちらのイメージの世界に介入してくることもあり、小説では味わえない変幻自在の面白さがあります。
講談はなんとも素敵なジャンルです。思わず嫉妬してしまいます。
コントか。講談か。
当日、客席にひときわよく笑う女性がいました。
他の人が笑っていない場面でもひとりでケタケタ笑っていました。
きっと、他のお客さんよりイマジネーションが豊かだったんだと思います。
彼女の脳内ではどんな映像が流れていたのか…。
非常に観てみたい。
DVDに焼いてもらいたい。
コントよりも講談よりも、結局一番面白いのは人間の脳味噌だなと感じた、クリスマスの夜でございました。
投稿者 n-houkou : 2007年12月27日 11:37
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